法律の世界は実は階層構造になっています。憲法を頂点に、法律・政令・省令・条例と続く「法令の体系」と、ビジネスに必須の「六法」を押さえましょう。
ねえ先生、テレビで「法律違反だ!」って言うけど、そもそも法律って何種類あるの?
いい質問ね、まどか。
実は法律にも階層があって、一番上が憲法、その下に民法や商法みたいな法律、さらに細かい政令や省令があるの。
そうですね。
憲法98条で「憲法は国の最高法規」と定められていて、これに反する法律は無効になります。
これを「法令の段階構造」と言います。
ふぇ〜、ピラミッドみたいですねぇ。
じゃあ「ろっぽう」って何ですかぁ?
六法は基本となる6つの法律のこと。
憲法・民法・商法・刑法・民事訴訟法・刑事訴訟法ね。
ビジネス法務では特に民法・商法・会社法が中心になるわ。
うちの両親も会社を経営していて、「会社法と商法は車の両輪だ」ってよく言っています。
じゃあ、町のルール…ええと、ゴミ出しの曜日とかは?
それは条例ね。
地方公共団体の議会が定めるの。
法律より下位だけど、その地域では効力を持つわ。
政令と省令ってどう違うんですかぁ?
政令は内閣が、省令は各省大臣が出す命令です。
法律に書ききれない細かい技術的事項を書くんです。
なるほど!
じゃあ法律ってひとくくりにしないで、レベルで分けて考えればいいんだね。
そう。
試験では「一般法と特別法」も頻出よ。
民法は私法の一般法、商法は民法の特別法という関係。
特別法は一般法に優先するの。
「特別法は一般法を破る」というラテン語の格言があるくらい基本的な原則ですね。
あぁ、お菓子屋さんの売買だと、商法が優先されるんですねぇ♪
その通り、みつきちゃん。
商人同士の取引は商法→民法の順で適用されるわ。
確認クイズ
次のうち、法令の階層について最も適切な記述はどれか。
- 条例は法律より上位の効力を持つ
- 憲法に違反する法律は無効である
- 省令は政令より上位である
- 民法と商法では民法が常に優先される
こたえを見る
正解: 2. 憲法に違反する法律は無効である
憲法は国の最高法規 (憲法98条) なので、これに反する法律は無効です。条例は法律より下位、省令は政令より下位、民法と商法では特別法である商法が一般法である民法に優先します。