労働基準法の基本

労基法の強行規定性と適用対象、主要規定を整理します。

労働者保護の根本法 — 労働基準法。最低限の労働条件を強行規定で定める『労働の憲法』を学びます。

日向 まどか(普段) 日向 まどか

ねえ先生、あたしバイトしてるんだけど、労基法のことよく分かってないんだ。

黒瀬 志保 先生(普段) 黒瀬 志保 先生

労働基準法は労働者保護の最も基本的な法律よ。
労働条件の最低基準を強行規定で定めているの。

相良 紗英(普段) 相良 紗英

労基法の特徴は『強行法規性』。
これに反する労働契約・就業規則の条項は無効になり、労基法の規定が直接適用される (法13条)。

白石 みつき(びっくり) 白石 みつき

ふぇぇ、強い法律なんですねぇ!

黒瀬 志保 先生(普段) 黒瀬 志保 先生

対象は『労働者』(法9条) = 使用者の指揮命令下で労働を提供し賃金を受ける者。
アルバイト・パートも適用対象。

日向 まどか(普段) 日向 まどか

じゃあ業務委託契約の人は?

相良 紗英(普段) 相良 紗英

形式上は委託でも、実態が労働者性 (指揮命令・拘束性等) を満たせば労基法適用。
形式と実態のどちらが優先されるかは裁判例・労基署判断によるの。

白石 みつき(普段) 白石 みつき

ぽわわ〜、形式じゃなく実態で判断するんですねぇ。

黒瀬 志保 先生(普段) 黒瀬 志保 先生

労基法の主要規定: ①労働時間・休憩・休日・休暇 ②賃金 ③安全衛生 ④災害補償 ⑤就業規則 ⑥労働契約。
これに加えて36協定・解雇予告等。

日向 まどか(普段) 日向 まどか

違反するとどうなる?

相良 紗英(普段) 相良 紗英

罰則あり。
例えば地域別最低賃金を下回る賃金には50万円以下の罰金 (最低賃金法)。
労働時間規制違反も罰則対象。
労基署が監督するの。

白石 みつき(普段) 白石 みつき

うちのお店もパートさん雇ってるから、労基法ちゃんと守らなきゃですねぇ…

黒瀬 志保 先生(普段) 黒瀬 志保 先生

そう。
常時10人以上の事業場では就業規則の作成・届出義務もあるわ (法89条)。

日向 まどか(笑い) 日向 まどか

よっしゃ、労基法は労働者保護の根本ってことね!

確認クイズ

労働基準法について最も適切な記述はどれか。

  1. 労働者の同意があれば労基法の規定を下回る労働条件も有効
  2. 形式上業務委託契約であれば労基法は適用されない
  3. 労基法に反する労働条件は無効で、労基法の規定が直接適用される
  4. アルバイト・パートには労基法は適用されない
こたえを見る

正解: 3. 労基法に反する労働条件は無効で、労基法の規定が直接適用される

労基法に反する労働条件は無効で、労基法の規定が直接適用 (法13条)。同意があっても労基法を下回る条件は無効、形式が業務委託でも実態が労働者なら適用、アルバイト・パートも対象。

相良紗英、日向まどかが体育館でバドミントンを楽しむ様子

🔖 この記事の関連書籍

Amazonアソシエイトリンクを含みます。他分野は おすすめ書籍ページ へ。