サイバーセキュリティの基本法律 — 不正アクセス禁止法。3つの禁止行為と罰則を整理します。
不正アクセス禁止法って、ハッキングを禁止する法律?
そう、コンピュータネットワークへの不正侵入を禁止する法律よ (1999年制定)。
禁止行為は3類型。
①不正アクセス行為 ②不正アクセス助長行為 (ID・PWの不正提供) ③他人のID・PWの不正取得・保管・要求。
ふぇぇ、IDをあげるだけでも違法なんですかぁ?
そう。
例えば自分のID・PWを他人にあげるだけでも『助長行為』として違反になりうるの。
罰則は?
不正アクセス行為は3年以下の拘禁刑・100万円以下の罰金。
助長行為等は1年以下の拘禁刑・50万円以下の罰金。
ID・PWの管理、ほんとに気をつけないとですねぇ。
そうよ。
アクセス制御機能を回避してログインする行為が『不正アクセス』。
総当たり攻撃やパスワードリスト攻撃も該当するの。
ちなみにさ、{kw('サイバーセキュリティ基本法')}とはどう違うの?
サイバーセキュリティ基本法 (2014年制定) はサイバーセキュリティ施策の基本理念・国家戦略を定める法律ね。
具体的な禁止行為を定めるのは不正アクセス禁止法の方。
あと『{kw('特定電子メール法')}』も関連法よ。
迷惑メール (スパム) を規制する法律で、事前同意 (オプトイン) 方式で広告メール送信を制限するの。
メルマガ送るときも気をつけないとですねぇ。
そう、ビジネスでメルマガ送るときには事前同意取得・配信停止リンクの明示・送信者表示義務など、特電法の遵守が必須ね。
了解、不正アクセス+特電法+サイバーセキュリティ基本法はワンセットで覚えとくよ!
確認クイズ
不正アクセス禁止法の禁止行為に含まれないものはどれか。
- 他人のIDとパスワードを不正に取得する
- アクセス制御機能を回避してログインする
- 営業秘密を物理的に持ち出す
- ID・パスワードを不正に提供する (助長行為)
こたえを見る
正解: 3. 営業秘密を物理的に持ち出す
営業秘密の物理的な持出しは不正アクセス禁止法ではなく、不正競争防止法の問題です。不正アクセス禁止法はネットワーク経由のアクセスを規制します。