民法は13種類の典型契約を規定。売買・贈与・賃貸借・請負・委任… それぞれ性質と適用ルールが異なります。
民法に「典型契約」って13種類もあるんだって?
あたし、全部覚えなきゃダメ?
そうね、典型契約13種類は試験頻出だから整理しておきましょう。
①贈与 ②売買 ③交換 ④消費貸借 ⑤使用貸借 ⑥賃貸借 ⑦雇用 ⑧請負 ⑨委任 ⑩寄託 ⑪組合 ⑫終身定期金 ⑬和解 — の13種類です。
ふえぇ、そんなにあるんですかぁ…!
その中でも売買契約が一番重要よ。
財貨と金銭の交換で、すべての商取引の基本ね (民法555条)。
売買って双務契約ってやつ?
そう。
売主には目的物引渡し義務、買主には代金支払い義務があるから双務有償契約。
原則諾成契約だから、合意だけで成立するの。
うちのお菓子屋さんでケーキを売るのも売買契約なんですねぇ♪
そう。
あと、売主には『契約不適合責任』があるの (民法562条以下)。
商品が約束と違っていた場合、買主は追完請求・代金減額・解除・損害賠償ができる。
契約不適合責任?
瑕疵担保責任ってのとは違うの?
2020年改正で『瑕疵担保責任』から『契約不適合責任』に変わったの。
考え方は『契約内容に適合しているか』を基準にするので、より明確になったわ。
他の典型契約も簡単に。
{kw('贈与')}は無償で財産を与える契約、{kw('交換')}は金銭以外の財産権を交換、{kw('請負')}は仕事の完成、{kw('委任')}は法律行為の委託…と性質が違うの。
うぅ〜ん、どの契約にあたるか見分けるの、大変ですねぇ。
ポイントは『何を給付するか』『有償か無償か』『仕事の完成が目的か』など。
コツをつかめば判別できるわ。
よっしゃ!
典型契約13種類、判別パターンを整理しとこう!
確認クイズ
民法上の典型契約に該当しないものはどれか。
- 売買
- 請負
- リース
- 和解
こたえを見る
正解: 3. リース
リース契約は典型契約ではありません。賃貸借契約と消費貸借契約が複合した非典型契約 (混合契約) です。売買・請負・和解はいずれも民法上の典型契約です。